災害
2011年 09月 08日
やっと黒い雲が消えました。
日中はまだセミが元気に鳴いてはいるけれど、猛暑というほどの気温ではなく、空気もいくらか乾いてきて、朝晩はだいぶ過ごしやすくなりました。
「もう、ここには住めないかもしれないなぁ」
と茫然自失気味に話していたのは、今回の台風12号で被災された年配の方でした。
これを聞いて、だいぶ前に読んだ本を思い出しました。
北海道の『新十津川村』って知ってますか?
明治時代に記録的な集中豪雨に見舞われた奈良県の十津川村の人々が、復旧復興を断念して北海道に移り、原野を開拓してできた村です。
東日本大震災や福島原発の被害を受けている方は、避難所や仮設住宅、あるいは疎開という言い方をしているのはいつか戻る、帰ることを前提にしているから~
新十津川村を作ったのは、二度と戻ることはないと決断し遠く北の大地に新天地を求めた人々。
明治時代に比べたら、道路も住宅もすごく進歩しているはずなのに、自然の猛威には太刀打ちできません。
今でも奈良県十津川村では、避難指示がでても避難するのも危険というようなV字谷の地形で人々が暮らしているのです。
被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
芯入りサテンステッチの練習中です❤
by big-bambooboo
| 2011-09-08 20:01
| 針シゴト(刺繍)
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